シュガーローフ(本島那覇市・戦跡)

ゆいレールの「おもろまち」駅周辺に広がる天久新都心は、デューティーフリーショップなどの新しいショッピングスポットが多数存在しています。

この地域は、今でこそ造成されて平らになっていますが、沖縄戦当時は、すりばち丘(シュガーローフ)と 呼ばれる丘陵地帯であり、激しい戦闘が行われた地域です。

小高い場所に給水タンクが存在し、そこに展望台があります。その展望台の脇には、ここで激戦が繰り広げられたことを示す説明板が設置されています。

周りを見渡しても、目に付くのは新しいお店ばかり。
若者がショッピングしながら楽しそうに歩いています。
戦争があったことを示すものは何一つ残っていません。

それもそのはず。米軍は、この地域をブルドーザーでならして平らにし、将校向けの高級住宅地として造成したからです。
彼らも、シュガーローフをそのままにしておくことはできないくらい、熾烈な経験をしたということなのでしょうか。。。

彼方には首里城を望むことができます。
ここで戦った兵士たちは、あの首里城をどんな気持ちで眺めていたのでしょう。

DATA

【住所】沖縄県那覇市おもろまち
【アクセス】ゆいレール おもろまち駅下車 徒歩3分

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