首里城(那覇・世界遺産)

首里近辺では世界遺産登録された3つの遺産を見ることができます。 そのうちの一つ「首里城」は、ご存じ有名な定番観光地。
朱色に輝く正殿が印象的ですが、その途中の数々の門など見所がたくさんあり琉球文化や生活を垣間見ることができます。
今も発掘・復元の最中とのことで、今後の公開が楽しみです。
先日訪れたときは一つ一つの門のいわれを読んだりスタンプを押したり、のんびり散策しました。全部見ようと思うとかなりの時間がかかるので、興味のあるかたは時間をとって回られる方がいいと思います。
訪れるたびに違う発見がある首里城。今回印象に残ったスポットを2箇所紹介します。
首里森御嶽(すいむいうたき)
「十嶽」のひとつで、奉神門前にあります。琉球開闢神話(りゅうきゅうかいび ゃくしんわ)には神が造られた聖地とあり、琉球最古の歌謡集「おもろさうし」にも首里森御嶽に関する詩歌が多数登場するそうです。
石垣に小さく囲まれた中からガジュマルとクロツグがわさわさと生い茂る様子がとても印象的でした。
京の内(けおのうち)
城内の最高の聖地で「十嶽(とたけ)」と称される御嶽のうち、四嶽または五嶽が京の内にあったそうで、首里城発祥の地とも言われているそうです。
正殿につい目を奪われがちですが、観光客もまばらな静かで眺望のよい場所がそれほど重要な聖地とは看板を読むまでは全く知りませんでした。

[首里城の豆知識]
那覇市東の高台にある沖縄県最大規模の城跡。 いつ建立されたかは明らかにされていないが、最古の遺構は14世紀末のものと推定される。 琉球王国時代の居城で1879年の廃藩置県まで琉球王国の政治・経済・文化の中心地だった。 沖縄戦では日本軍の総司令部が首里城の地下にあったため、 米軍からは消しい攻撃を受け焼失、1992年に復元される。 現在も発掘調査・復元の最中。城壁の遺構などが世界遺産に登録。
DATA

【住所】沖縄県那覇市首里金城町1-2
【TEL】098-886-2020
【入場料】正殿のみ800円

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